…台風さん、九州までグイっと曲がってから来られるんですね。わぁお。
///////
各フォーマット大注目だった今回の禁止改定、いざフタを開けてみるとガッツリとテコ入れしてきた内容でしたね。最近の環境に物申したい方も多かったそうですから、今回の改定でひとまず様子を見てみるという感じでしょうか。まぁパイオニアはともかくモダン以下の環境はだいたいモダホラのせいなんですけども。
わたくしモダンの民ですのでまずはモダンから見てみるのですが、予想通りの〈有翼の叡智、ナドゥ〉に加えて〈悲嘆〉もお縄に掛けられてました。誰もが味わったことがあるだろう第1ターン目での2ハンデス+クロック着地の悪夢…環境的に「かつてほど多くは見受けられない」とされながらも、その鉄板ムーブによるゲームの理不尽さ不快さを考慮しての措置とのことです。なおレガシーでも同様に〈悲嘆〉が禁止措置となっております。まぁそちらは〈再活性〉や〈動く死体〉に加えてWillなどの補助も多岐にわたるため、さもありなん。あ、ナドゥに関しては専用記事まであがっておりますので要チェックです。要約すると「デザインに失敗しました」とのことです…そうですか…
他のフォーマットに目を向けますと、パイオニアでは〈傲慢な血王、ソリン〉と〈アマリア・ベナヴィデス・アギーレ〉が禁止となりました。それぞれラクドス吸血鬼とアマリア・コンボの中核を成すカードであり、これによってデッキの弱体化もしくは消滅という結果となります。軽くてコンボが強固であり将来性もあるとなれば目をつけられても仕方がないかもしれません。ただこの措置によってイゼフェニが跋扈するのではという懸念もあるとか。
ヴィンテージにも変更があり、〈ウルザの物語〉と〈苛立たしいガラクタ〉が制限となりました。フォーマットの都合でサーガが強力なのは言うまでもなく、「より多彩なゲームを楽しんでもらいたい」とのこと。ガラクタについては告知ページの「歴史上でも特に強力な呪文を使うためにヴィンテージをプレイしているのでしょう!」という文章がすべてを物語っておりますね。サーガだけに。
とまぁそんなわけでこれからの環境に一石を投じる禁止改定でしたが…まだこれの問題が残っておりますよね…?
うーん。