9月になりました。まだまだ暑いです。これ10月まで続くのかしら…
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足を踏み入れれば、そこは数多くの謎と恐怖が待ち構えている。戦慄の館へようこそ。次回スタンセットである「ダスクモーン:戦慄の館」のデビュー放送が日付が変わった深夜に配信されました。ナシ救出の一行、館の生存者、恐怖のクリーチャー、そして魁渡くんにグーパンされるジェイスくん何しに来たの?サイコロジカルホラーな世界を生き延びましょう。
この館はヴァルガヴォス(ヴォルガノス?)というデーモンによって支配されているようです。MTGの世界のデーモンさんは現実PWにとっては天使より優しい印象ですけど、このデーモンさんはどうでしょうか。マナコストが9、スタッツも9/9で能力も派手ですね。単体除去は通らなさそう。
複雑怪奇なダスクモーンの館を表現するかのような「部屋」というエンチャント・サブタイプが登場するようです。新しい分割カードですね。通常はどちらかを選択して唱えることで「ドアを開放した」というエフェクトを添えて戦場に出て能力を発揮します。選択しなかった片方は後にソーサリータイミングで改めてマナコストを支払うことで「ドアを開放」して能力を有効にすることができます。使い分け、あるいは効果の上乗せで有利に展開できるかも。
前述の「ドアを開放した」ことを参照するような誘発型能力も存在します。「違和感」というそれは「ドアの開放」またはエンチャントが戦場に出る度に誘発されます。部屋だと2回誘発させられますね。エンチャントという点だけ見ればテーロスや神河のカードともシナジーが利いていて面白そうです。神話とはホラーだった?
館に潜む大きな危険。それらは大主サイクルが持つ「兆候」というキーワードで表されているようです。待機とテーロス神の信心を合わせたような能力で、通常のマナコストよりも幾分か軽いコストで唱えられます。ただしその状態ではクリーチャーではなくなり、指定の時間カウンターを消費しきることで改めてクリーチャーとして顕現します。マナコストは軽いけれども顕現に時間がかかる兆候か、あるいは多少重くても直接クリーチャーとして登場させるか。どちらにしろ戦場に出た時点から強力な能力が発揮されるのは確かなようです。
危険の中にも存在する希望、それは「光霊」。生存者たちをその力で助けてくれるかもしれません。初めはクリーチャーとして存在しますが、死亡するとエンチャントとして戦場に復帰するため、デッキによっては一種の除去耐性になるかも。
館の生存者にも特別な能力が存在します。第2メインフェイズの開始時にタップ状態であればそのクリーチャーは「生存した」ことになり、保有している生存能力が誘発されます。「(戦場を)生き延びた」という表現なのでしょうね。ちなみにタップする手段は問われてないので、召集などのコストに充ててもよいですし、初めからタップ状態で戦場に出ていても生存しています。通常はありえないですけど、友情コンボが発生する可能性はありますね…
過去の能力をリメイクしたキーワードも登場しました。「戦慄予示」とはそのまま運命再編の「予示」のリメイクとなり、ライブラリートップのカードを2枚見てそのうち1枚を裏向きで2/2のクリーチャーとして登場させ、選ばなかったカードは墓地に送られます。もしそれがクリーチャーであるならば、そのマナコストを支払うことでいつでも表向きにできるのは予示と同じ。盤面展開と墓地肥やしが同時に行えるのは単純に強力では?
新カードもなかなか強そうです。昂揚デモチュー、忍者デッキのマスターピースになりそうな魁渡くん、アグロ悶絶の3マナのラス…スタンダードだけでなく他のフォーマットにも十分影響を与えそうです。3ラスかぁ…